2010年4月14日水曜日

北海道の閉塞感

私のただの歴史的土台に対する憧れなのかもしれないが、北海道にはおかしな閉塞感があるように思う。


確かに歴史のある街には排他的な習慣があると聴く。しかしそこには歴史に裏打ちされた自信と誇りのようなものを感じる。


北海道には経済にしても、どうせ北海道だから、と言った投げ遣りな他人任せの雰囲気が漂っている。


北海道の開拓者精神は薄れ、島国根性、外部に対する恐怖感が私たち世代には強くなっている気がする。少なくとも、北海道に残りたい、札幌で就職したいという後輩たちはそんな感じだ。

後輩の女性は就職しても親元にいて、仕事に対しても受け身で、結婚したいと言いながら特に行動を起こすわけでもなく、男性を紹介したら、自分は面食いだから…なんて。友達がみんな東京に行っちゃったから自分も東京に行こうかな、なんて。

同じく男性の方は、本州に就職が内定したのに北海道に残りたいと言って辞退して公務員になると言ってるし。

ウチの会社に面接に来た男子学生も社長曰く、ガッツがない、元気がない、会社の玄関でコートを脱がず作法がなっていないらしい。
それを聞いていた本州の外資系から戻ってきた銀行員の人は、それは北海道だからだと言っていた。仕事で戦っていく姿勢がないと。

本州では戦国時代の歴史があり、戦って天下をとる思想が根付いているのではないだろうか。

確かに外に出るのは怖い。私もオーストラリアに3ヶ月いた時、出るのは怖かった。でも開墾で北海道に入った人は何も生活の保障がないのにやってきたのだ。
私の曾祖母にあたる人は四国から来たらしい。お腹には子供もいて自分の親と自発性のない旦那を連れて来た。自営業を起業した祖父にとっては義母にあたるひとだが、気の強い祖父も義母には頭が上がらなかったと聞いている。

開拓者はきっとそんな人たちだったのだろう。


外に出なければ自分は見えてこない。頑張れ道民の若者よ!

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