2009年8月23日日曜日

生きる覚悟

人は常に何を選びながら、人生を歩いていく。それを選ぶことによって生じる利益と不利益その両方を受ける覚悟が必要だ。

後輩が金曜の夜、彼氏との間に起こった出来事について相談に乗ってくれ、とやって来た。六時間ほど話して自分の取るべき行動がわかったと帰って行った。


人に相談することによって答えを教えてもらえることもあるが、それは自分で見つけた答えではない。
自分で答えを見つけるために他人の経験を参考にするのはいい。でもあくまでも参考であってやはり自分の頭で悩み考え得た結論でなければ、当人が納得できないだろう。
悩んで大きくなろう!

追記:
で、一体どんな内容の相談だったのかというと、

  1. 分かれた方がいいのでは?と言われた。
  2. でも、分かれないことに二人で決めた。
  3. 私はこれからどうしたらいいの?

このような内容。

彼は就職活動を始めたばかりの学生で、彼女は入社1年目。ちょっと遠距離の恋愛中で2週間に1度、彼の方が会いに来る。旅費は折半。

そんな中、お盆で実家に帰省した彼は、実家の友達と会って話しをするうちになにやら一抹の不安を覚えたらしい。

「最近、会いに行くこと・連絡をすることが億劫になることがある。でも彼女が悲しむから、我慢して会いに行ったり、連絡をしていた。でもそんな状態では自分は彼女の事を好きだと言えるのだろうか?

おまけに彼女は二十代半ばで結婚したいと考えているけれど、自分は結婚を焦ってはいない。自分の決心が付かない状態で彼女をつなぎ止めておいて良いのだろうか?すぐにでも結婚してくれる人の方が良いのではないか?」

など、色々と悩み「分かれた方がお互いのためでは?」という結論に至った彼。でも彼女に説得され「やっぱりお前が好きダー。分かれない方が良いよね」となったらしい。

話を聞いているそばから、吹き出しそうになった。若いっていいな~。なんだか昔の自分を見ているみたいだ。

私はこの話の重要単語に「就職活動を始めたばかり」を選んだ。一緒に歩かなければならない人がいる状況での就職活動は、ちょっぴり相手を重く感じる。

「あー、こいつがいなければ自分の可能性に挑戦できるのに~」なんて、ありもしない可能性に飛びつきたくなる。(でも、相手がいなければいないで「何の目的で自分は働くんだろう」って思っちゃうのよねぇ)そうすると、相手が重くなる。

かーちゃんもとーちゃんが先に就職していて、おまけに「結婚する」なんて言ってもくれないし。一緒に居たいけど、居てくれるか保証がない。そんな状況だった。

だから、「彼女が重くなり、おまけに遠距離だし」、そう彼が感じても不思議ではない。

悩んだなー。あのときは。でもその時たくさん悩んだから、子供を産んで働くと決めたときはそんなに悩まなかった。「覚悟をすればいいんだ」と気づいたから。自分一人でも生きていける覚悟があれば、何が起こっても大丈夫と。

だから、彼女にもそう言った。

それで納得したようだ。

でも、もっと悩んで自分の答えを見つけて欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿