たくましくなった晴ドンの手を引いて懐かしい道をあるく。
三歳から大学に進学するまでを過ごした町には、当然昔馴染みが住んでいた家もある。今でもそこにいるかはわからない。でも、もしかして今そこの家から、出てくるかもしれないと言う微かな可能性に期待して、歩く。
歩いてみて、町の様子がとてつもなく変わっていることに気が付いた。以前は空き地だった場所には新しい家が並び、以前からある家も外装が変わっていて、昔と同じ道を歩いているとは思えない。
この辺りは、世帯数がどんどん増えている地域らしい。
家がまばらにしかなかったあの頃が懐かしい。
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